札幌教会・日本キリスト(基督)教団・プロテスタント教会

北海道札幌市中央区にある伝統的な教会

聖書のお話し

「栄光が世々限りなくあるように」

更新日:2019.5.13

フィリピの信徒への手紙4章19-20節 (新約366頁)

米倉 美佐男牧師

フィリピ書からのメッセージも残すところあと一度です。この書簡の終わりでパウロが強調するのはフィリピ教会の支援への感謝です。その支援を彼は香ばしい香りであると言い、また何よりも神が喜んでくださるいけにえだと言って最大限の感謝の意を表しています。そしてそれはパウロ個人へのものだけでなく、主なる神への忠実な歩みの証だと言います。伝道と祈りの共同こそ神の喜び給うことであることを教えています

パウロは手紙の終わりで教会が何によって立ち、どこに向かって歩むべきかを示しているのです。「わたしの神は、御自分の栄光の富に応じて、キリスト・イエスによって、あなたがたに必要なものをすべて満たしてくださいます。わたしたちの父である神に、栄光が世々限りなくありますように、アーメン。」(19、20節)。ここから伝わってくるのは明らかに神への讃美の言葉です。

注目すべきは、「わたしの神」です。この語は1章3節にも語られています。手紙の終わりのここでも使っていますから強く意識して語っています。神をより身近に感じて言っています。パウロにとって神はいつでもわたしの神でありました。特に十字架の主に出会えたことで、より明確に神の恵みを身近に感じたのです。それによってパウロはフィリピ教会の人たちの恩情、信仰の交わりを感じたのです。その交わりは神の豊かさです。神の栄光と富が私たちの信仰の交わりを豊かにしてくれるのです。交わりの豊かさによってさらに神の栄光が讃えられるのです。富んでおられるのは唯一の神のみという思いがパウロの内にあります。それゆえ、必要な一切のものは誰が与えてくれたとしても、それは神からの恵みとして捕えたのです。すべてのものは神の栄光を仰ぐ信仰によって十分なものになるのです。
グロリア・イン・エクセルシス・デオ、アーメン。

(2019年5月5日礼拝説教より)

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