札幌教会・日本キリスト(基督)教団・プロテスタント教会

北海道札幌市中央区にある伝統的な教会

聖書のお話し

「信仰をもって生きるとはどういうことか」

更新日:2011.11.5

コリントの信徒への手紙二 13章5-13節

教団総幹事:内藤 留幸

「信仰をもって生きているかどうか自分を反省し、自分を吟味しなさい。あなたがたは自分自身のことが分らないのですか。イエス・キリストがあなたがたの内におられることが。あなたがたが失格者なら別ですが・・・」(5節)
コリント教会には色々な問題がありました。偶像礼拝・カリスマ問題・分派活動・復活理解の問題等・・・。

それらの問題を解決できるのは私たちが救主と信じているキリストだけなのです。そのキリストを信じている信仰の視点から取り組まない限り、教会問題の本当の解決はないのです。パウロは裁きあうのではなく、愛の心の大切さを示唆しながら「信仰をもって生きているかどうか自分を反省し、自分を吟味しなさい」と言ったのです。他人が私の信仰のあるなしを決めるのでなく、自分が一人で神の前に出て祈り、神のみ言葉を聞きつつ判断するのです。では信仰をもって生きるとはどういうことか。それはイエス・キリストが私たちの内におられることである。更に分り易く言えばキリストの言葉(聖書の言)が私たちの内に生きて働き、私たちを内側から突き動かし愛のわざへ導き、愛の言葉を語らせるのです。

イエス・キリストは私たちの受洗の時、内側に入り、住んで下さるのです。キリストの言葉に動かされるとき、私たちは教会の交わりを壊すのでなく、造りあげていきます。真理に逆らうのではなく真理に従っていくのです。信仰者として失格者になるのではなく、適格者となるのです。札幌教会の一人びとりが今こそ、自分の胸に手を当てて神に祈り、考え、この教会に愛と平和の神様が共にいて下さることを知り、素直に感謝を新たにしたいものと思います。

(2011年10月30日礼拝説教より)

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