札幌教会・日本キリスト(基督)教団・プロテスタント教会

北海道札幌市中央区にある伝統的な教会

聖書のお話し

「耐えられぬ試練はない」

更新日:2020.11.20

コリントの信徒への手紙一10章1-13節(新約311頁)

米倉 美佐男 牧師

「あなたがたを襲った試練で、人間として耐えられないようなものはなかったはずです。」(13節)

生きて行く中で、私たちは思いもよらぬ様々な試練に会うことがあります。弱ってしまうこともありますが、今日のみ言葉にもあるように、耐えられぬ試練はないとのこのみ言葉にどんなに大きな励ましを与えて頂けるか、心から感謝する次第です。
パウロはコリントの教会の中にある、困難な問題を取り上げて語ってきました。今朝の記事は8章からの続きです。

モーセ以来の伝統的に受け継がれて来た、信仰の民、イスラエルの末裔であることを自負して、かつて先祖たちがエジプトを脱出して荒野を彷徨った時のエピソードを通して、キリスト者もイエス・キリストと言う霊的岩から得た霊的飲み物を頂いて生かされていることを教えました。
先祖たちは過ちを犯した。繰り返しくりかえし戒めを破り、神の御心に添わずに歩み、裁かれて滅びてしまいました。

人間が作り出した神ならぬものを神とすることがどんなに愚かなことか。悪しき前例として各自肝に命じよと語ります。思いがけない試練に直面するとすぐに慌てふためく私たちです。何でこんな思いをさせられるのかとすぐに人のせいにする。自分の非力をうらめしく思ったりする。不平不満を言って、自分の思い通りにならないと、周囲に当たり散らし、神を呪う。それに対し、パウロは注意喚起を促します。信仰者として疎かにしてはならないことがある。それは「主を試みてはならない」です。自らの不安で主が与えて下さる平安を見失なうなと。神を試みるとは既に与えられている恵みがあるのにそれだけでは十分でないと感じてそれ以上の恵みをねだることです。逃れの道をそなえてくださる主がここに共に居て下さるのです。感謝。

(2020年11月15日礼拝説教より)

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