札幌教会・日本キリスト(基督)教団・プロテスタント教会

北海道札幌市中央区にある伝統的な教会

聖書のお話し

「全世界に出て行って伝えたい(ペンテコステ)」

更新日:2024.5.28

マタイによる福音書 第28章16-20節

小林克哉牧師

今日はペンテコステ(聖霊降臨祭主日)です。キリストの教会の誕生を祝う時であり、また世界伝道の開始を覚え、主から召しを新たにする日です。キリストの約束のとおり、弟子たちに聖霊が降り教会が誕生したことは、教会が神により、神のご意志によって始まったということを示しています。
大伝道命令と言われるこの箇所は、ペンテコステの日に聖霊の注ぎを受けた弟子たちがどのような者だったのかを教えます。「十一人の弟子たち」(16節)とありますが、一人欠けていること、すなわち弟子たちが欠けある者たちだと言うことを示しています。十二弟子の一人である仲間が裏切ったのです。誰も裏切るユダを止めることができませんでした。そこに弟子たちの後悔、挫折、罪がありました。
更に「イエスに会い、ひれ伏した。しかし、疑う者もいた。」(17節)とあります。イエスさまのご復活を疑っていたのでしょうか。「ひれ伏し」とは礼拝する意味ですから、イエスさまが真の神であるということを疑ったということでしょうか。弟子たちの中に、ユダヤ人の妨害、ローマ帝国の迫害の強風に怖れ、世界伝道など自分たちにできるだろうかと疑い揺れ動く者がいたということでしょうか。
イエスさまはそのような者たちに語られます。「あなたがたは行って、すべての民をわたしの弟子にしなさい。彼らに父と子と聖霊の名によって洗礼を授け・・・なさい。わたしは世の終わりまで、いつもあなたがたと共にいる』」(19-20節)
ペンテコステの日に教会誕生と伝道のため用いられたのは誰か。裏切り、離反し、欠けあり、疑い、罪ある弟子たちです。しかし聖霊が注がれ、神の力によって教会は生まれ伝道へと歩み出したのです。それは今も現在進行形でなされていることです。わたしたちの教会もその一枝とされ、この札幌の地で礼拝し、現在進行形で伝道しているのです。
聖霊なる神を信じましょう。今も生きて働かれる神を信じましょう。自分たちの数や自分たちの力を信じるのではなく、神を信じましょう。聖霊なる神によってわたしたちの教会はこれからも歩み続けていくのです。アーメン

(2024年5月19日礼拝説教より)

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