札幌教会・日本キリスト(基督)教団・プロテスタント教会

北海道札幌市中央区にある伝統的な教会

聖書のお話し

「主の救いを見なさい」

更新日:2021.5.24

出エジプト記14章 5~14節(旧約116頁)

中 原 准 一兄

・主の御業:「エジプト王の心をかたくなにされる」
モーセに率いられたイスラエルの民は、神のご計画によりエジプトからの脱出を図りました。神は、彼らにヨルダン川左岸のカナンの地を与えると約束。イスラエルの民は、奴隷状態から解放されるとあって意気揚々とエジプトを後にしたのです。
他方、エジプト王ファラオは、「イスラエル人を労役から解放して」追い払ってしまったことを後悔しました。王の心は、神様によって「かたくなにされた」ので、戦車隊を始め騎兵、歩兵を集め自ら大軍を率いてイスラエルの民を全力で追いかけました。
・イスラエルの民:恐怖心で「主の救い」を忘れるモーセに率いられたイスラエルの民は、「ピ・ハヒロトの傍らで、バアル・ツェフォンの前の海辺に宿営」しています。既に彼らの背後にファラオの大軍が迫り、今にも襲いかかろうとしています。彼らの眼前には、「葦の海」が広がり、後ろは怒涛のような地響きをたててファラオの大軍が控えます。絶体絶命の危機です。
彼らは恐怖心にかられて、モーセに「私たちをエジプトから連れ出したのは、ここで死なせるためですか?『私たちはエジプトでの生活に満足しているから、構わないでくれ』と言ったではありませんか。」と口々に不信、憤懣を並べたてました。
・「恐れてはならない。主の救いを見なさい。」
イスラエルの民の周章狼狽ぶりは、他人事とは思えません。一人の人間にとっても、民族や国家にとっても危急存亡の危機に立たされることは往々にしてあり得ることではないでしょうか。
いま一度、主の救いに与りたいものです。「恐れをいだくとき、わたしはあなたに依り頼みます。」(旧約 詩編56編4節)「それから、わたしを呼ぶがよい。苦難の日、わたしはお前を救おう。そのことによって、お前はわたしの栄光を輝かすであろう。」(詩編50編15節)

(2021年5月16日礼拝説教より)

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