札幌教会・日本キリスト(基督)教団・プロテスタント教会

北海道札幌市中央区にある伝統的な教会

聖書のお話し

「週の初めの日」

更新日:2013.5.20

ヨハネによる福音書20章1-10節(新P209)

牧師:米倉 美佐男

十戒の第5番目、「あなたの父母を敬いなさい」と言われています。今朝は母の日の礼拝です。子どもと一緒に礼拝を献げます。お母さん、お父さんを敬うことは、私たちに命をお与えてくださった神さまを大切にすることです。
教会の一番大切なお話しをします。それは神様を礼拝することです。母の日だからお母さんを礼拝するのではありません。お母さんを与えてくださった、唯一の父なる神様と主イエスを拝むのです。

イエス様は私たちの罪を赦すために十字架におかかりになりました。手や足を釘で打たれ、最後は槍でお腹を刺されて亡くなり、お墓に葬られました。それからどうされましたか。今日読んだ所にその続きが書かれています。週の初めの日。日曜日のことです。ところで、イエス様の復活が書かれている一番古い聖書の箇所はコリントの信徒への手紙一15章3−8節です。「最も大切なこととしてわたしがあなたがたに伝えたのは、わたしも受けたものです。すなわち、キリストが聖書に書いてあるとおりわたしたちの罪のために死んだこと、葬られたこと、また、聖書に書いてあるとおり、三日目に復活したこと。」

週の初めの日に起こった出来事が全世界を変えました。マグダラのマリアそしてペトロともう一人の弟子、ヨハネがここでの証人です。しかし、この時はまだこの弟子たちでも復活の出来事を理解することはできませんでした。信じたが(8節)理解していなかった(9節)のが事実です。でもそのことはあえていうなら、聖書の言葉を理解できなくても、信じることはできるということです。聖書を理解しなくていいとか、聖書研究が不必要だと言うのではありません。見ずして信じることのできる幸いを知って欲しいのです。信じる者にはいつも主イエスが共にいてくださることを。毎週の礼拝はそのことを味わう時なのです。

(2013年5月12日礼拝説教より)

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