札幌教会・日本キリスト(基督)教団・プロテスタント教会

北海道札幌市中央区にある伝統的な教会

聖書のお話し

「聖餐」

更新日:2015.2.23

ヨハネによる福音書6章54節(新P176)

牧師:米倉 美佐男

「イエスは言われた。「はっきり言っておく。人の子の肉を食べ、その血を飲まなければ、あなたたちの内に命はない。わたしの肉を食べ、わたしの血を飲む者は、永遠の命を得、私はその人を終わりの日に復活させる。」
(53−54節)

ハイデルベルク信仰問答 第二八日 問七五〜問七七

問七五 聖餐においては、どのようにして、あなたが、十字架上のキリストの唯一の犠牲とそのすべての賜物に与っていることを、思いおこさせ、また確信させられるのですか。
問七六 キリストの、十字架につけられたみからだを食べ、その流された御血潮を飲むとは、何を意味するのですか。
問七七 キリストは、どこで、このさかれるパンを食し、この杯を飲むように確実に、主のみからだと御血潮とをもって、養って下さる、と約束されましたか。

ここから聖餐について四週に亘り記します。問七五では
聖晩餐で私たちが行うことが何であるかを教えられています。それは主御自身の御命令であり、信仰によって神の救いの恵みに与ることができるのです。十字架の出来事とご復活が永遠の生命へと信じる者を導くのです。

問七六は信仰によってキリストの苦しみと死を、十字架の出来事を自分のものとして受け入れ、われわれのうちにも住む聖霊によって、主の祝福されたみからだと一つになり、主の肉の肉、骨の骨となって、一つ霊によって、永遠に、生き、支配されるようになるのです。

問七七の答は聖餐設定の時です。制定語「主イエスは、渡される夜、パンをとり、感謝してこれをさき、そして言われた、『これは、あなたがたのための、わたしのからだである。わたしを記念するため、このように行いなさい』。・・・だから、あなたがたは、このパンを食し、この杯を飲むごとにそれによって、主がこられる時に至るまで、主の死を告げ知らせるのである」。パンと杯を頂き、私たちは教会の肢となるのです。

(2015年2月15日礼拝説教より)

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